鎮魂の日

被爆犠牲者を悼み

 

広島求人.comをご覧の皆さま、原爆投下から79年、広島県全体が被爆犠牲者とその鎮魂を祈念する一日となりますが、

『原爆ドーム』を保存するきっかけとなった逸話をご存知でしょうか?

 

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それは、爆心地から約1.3㌔の平塚町(現中区)の自宅で被爆した、当時1歳であった某少女から始まりました。

高校生になった少女は高校1年、1960年3月に緊急入院、同年4月に急性白血病で亡くなり、その少女が遺した日記に記された言葉の中に

あのいたいたしい産業奨励館(原爆ドーム)だけがいつまでも恐るべき原爆を世にうったえてくれるだろうか

という文面に心を打たれた人々により、「原爆ドーム保存募金活動と署名活動」が始められ、やがてこの活動が広島市議会を動かし、

1966年に広島市議会は原爆ドームの保存を決議し、翌年に平和を愛する全国と世界の人々から原爆ドームに寄せられた保存募金によって第1次保存工事が開始され、現在に至ります。

 

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時は流れ、今上天皇陛下、妃殿下の内親王であられる敬宮愛子内親王殿下が中学生修学旅行で来広され、『原爆ドーム』を訪れた際、

足が動かなくなり、原爆投下の「その日その場に自分がいるように思えた」と回想されたとのことです。

『焼け焦げた子供が抱えていた弁当箱』を平和記念資料館の展示で目の当たりにされた敬宮愛子内親王殿下、多くの命が奪われたことに「怒り」と「悲しみ」を覚えられたといいます。

今後「さらに考えを深めたいとき」に広島を再訪したいとされ、核兵器廃絶が実現するまで燃やし続けられる平和記念公園の「平和の灯」が消されることを願っていると振り返られました。

我々も改めて平和の尊さを訴え、平和を考えるきっかけになれば幸いです。

 

原爆ドーム

 

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