中国地方の18市町で人口半減
投稿日:2024.01.15
年々人口減少
広島求人.comをご覧のみなさま、広島県の人口は年々減少状況にあります。
◆広島県国立社会保障・人口問題研究所が22日にまとめた2050年の人口推計は、中国地方5県の全107市町村のうち18市町の人口が20年に比べ半分以上減少。
減少率は山間部や島しょ部が高い傾向で、6割を超える自治体もあったといいます。
◆少子化対策や定住促進策に取り組む中、厳しい予測を突き付けられた各自治体は地域社会の維持に危機感を強めています。
5県の市町村で減少率が最も大きかったのは鳥取県若桜町の61・9%。
20年時点の人口2864人が50年には1092人になるとも言われています。
このほか減少率は、
- 山口県上関町59・2%↘
- 鳥取県日南町57・9%↘
- 鳥取県日野町57・8%↘
- 山口県周防大島町57・0%↘
…の順で大きかった。
◆上関町企画財政課の担当者は、「高齢化に伴う自然減だけでなく転出の増加による社会減も大きくなっている」と説明しています。
「深刻に受け止めている。定住促進のための住宅を建ててもニーズ自体が減っている。地域の担い手がいなくなればコミュニティーが崩れてしまう」と悩みを吐露。
◆広島県内の市町の減少率は
- 安芸太田町の54・9%↘が最も大きい減少率。
- 神石高原町53・7%↘、
- 江田島市53・3%↘、
- 竹原市51・5%↘を含む4市町が半分以上減少するとしています。
安芸太田町の長は「厳しい状況だ」と心中を明かしました。
◆一方で過去の推計に比べ減少ペースは鈍化しているとし、子育て支援や定住促進策を「諦めることなく続ける」と力を込めます。
ただ、当面の減少傾向は避けられないともみており「人が減ってもコミュニティーを維持することが重要で、交通手段の確保や病院の維持、デジタル化の推進などを進める」と強調されました。
〈↑画像:中国新聞デジタルより引用〉